2024年9月議会

1 基地問題について
2 旧消防庁舎等跡地利用について
3 文化財の保護について
4 除草剤の使用について

東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ チューウガナビラ。ただいま議長のお許しを得まして、東恩納琢磨、一般質問を行います。早速でありますが、質問事項1 基地問題について。要旨(1)去る6月28日、名護市の安和桟橋前で交通死傷事故が起こりました。亡くなられた方のご冥福と、重傷を負った市民の方の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。いまだ事故原因の調査は続いており、その真相は明らかになっていません。それにもかかわらず、沖縄防衛局は工事を再開しています。市民の安全安心を守る立場として、市長はこのような沖縄防衛局の対応についてどのような見解をお持ちですか。要旨(2)8月28日の新聞報道によると、山口県岩国市の市長は議会で岩国基地へのオスプレイ配備を容認したとされています。国の説明を検証した結果、基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えないと考えると容認した理由を説明しました。同じ米軍基地を抱える自治体の市長として、オスプレイの配備についての見解を伺います。要旨(3)大浦湾の軟弱地盤改良工事には大量の海砂の使用が予測されますが、名護市の東海岸においては、海砂採取の申請が出されているのか伺います。併せて、過去に何回採取が行われ、漁業組合や区に補償が行われたのか伺います。また、採取によって近隣沿岸部の浸食等、その被害状況について伺います(資料の提出をお願いします)。質問事項2 旧消防庁舎等跡地利用について。要旨(1)現在の旧消防庁舎等の跡地利用の状況について伺います。要旨(2)まちなか再開発の計画と連動させるために旧消防庁舎等跡地の開発を遅らせることも考えているのか伺います。質問事項3 文化財の保護について。要旨(1)キャンプ・シュワーブ内の文化財調査の進捗状況を伺います。要旨(2)調査結果はどのように反映されるのか伺います。要旨(3)現在、長島鍾乳洞の文化財指定に向けて調査が行われていますが、その進捗状況を伺います。要旨(4)嘉陽上グスクの文化財調査の進捗状況を伺います。質問事項4 除草剤の使用について。要旨(1)ツルヒヨドリ以外の雑草を駆除する目的で除草剤を散布した路肩や河川敷、公園等は何か所ありますか。要旨(2)除草剤を使用する際のガイドライン及び注意点を伺います。要旨(3)除草剤の使用後に地域住民からこれまでに苦情等は何件ありましたか。また、それにどのように対応したか伺います。要旨(4)今後、除草剤を使用しての除草を計画している箇所は何か所あるか伺います。以上を一次質問とし、二次質問は自席で行います。

 

渡具知武豊市長 質問事項1要旨(1)についてお答えします。工事に伴う事故は絶対にあってはならないものであり、今回の事故でお亡くなりになった方のご冥福と、けがをされた方の一日も早い回復をお祈りいたします。再開に当たっては、国において適切な措置が講じられた上でのことと思料しておりますが、さらなる安全対策を講ずるように沖縄防衛局に伝えております。

 

祖慶実季総務部参事 質問事項1要旨(2)についてお答えします。オスプレイの配備につきましては、MV-22の普天間飛行場配備及び日本での運用に関する環境レビュー最終版において、普天間飛行場に24機が配備される提案が明記されております。現在工事が進められている普天間飛行場代替施設に、普天間飛行場に配備されているオスプレイを含む航空機が配置されることは想定されますが、軍用機の運用に当たっては、安全確保はもとより周辺住民の生活への配慮が大前提であると考えており、市長が関係閣僚等と面会する際には、常々米軍基地に起因する諸問題の解決、負担軽減を求めております。今後も引き続き、機会あるごとに強く求めていきたいと考えております。次に要旨(3)についてお答えします。海砂採取につきましては、事業者から許可権者である沖縄県に採取計画の認可申請があった際に、沖縄県から本市に対して通報がございますが、事業者名、採取期間と量及びその採取位置等となっておりまして、海砂の使用先等については記載がなく、把握しておりません。

 

岸本啓史建設部長 私のほうからは質問事項1要旨(3)における過去の通報件数、漁業組合や区への補償、また海砂利採取による近隣沿岸部の浸食等の被害について及び質問事項4についてお答えします。まず初めに、事項1要旨(3)についてお答えします。沖縄県からの「砂利採取計画の認可申請」における通報等につきましては、令和4年度から令和6年度の直近3か年において、令和4年度に通報が1件、令和5年度に通報1件、認可通知が1件、令和6年度に計画変更通知の1件となっております。なお、令和6年9月11日に新たに2件の通報がございました。次に、漁業組合や区への補償につきましては、沖縄県からの通報において砂利採取業者と漁業組合との「漁業補償締結」を確認しております。続きまして、海砂の採取による近隣沿岸部の浸食等の被害状況につきましては、沖縄県へ確認したところ「被害状況の報告はありません」との回答がございました。続きまして、質問事項4要旨(1)、要旨(2)、要旨(3)、要旨(4)についてお答えします。要旨(1)のツルヒヨドリ以外の雑草を駆除する目的で除草剤を散布した箇所につきましては、令和6年度の実績としまして、道路維持係で5か所、公園維持係では1か所の計6か所となっております。散布箇所についてですが、除草作業の箇所が狭く、草刈り機による除草が困難な場所や、21世紀の森公園の国道沿いの緑地帯について草刈り作業で国道を走行中の車両へ小石が飛散するなどの危険性を除去することから、事故防止のために除草剤を散布しております。次に要旨(2)除草剤を使用する際のガイドラインの注意点についてでございますが、現在、市独自のガイドラインは作成しておりませんので、除草剤を使用する作業実施に当たりましては、農林水産省より通知があります「住宅地等における農薬使用について」及び沖縄県策定の「沖縄県沿道景観向上技術ガイドライン」に準拠して作業を行っております。まず、使用する除草剤につきましては、必ず農薬登録がなされた農薬を使用することとしており、作業を実施する際には農薬管理指導士の有資格者を配置し、ガイドライン等に沿って対応しております。使用濃度、使用量、使用方法、その他使用上の注意事項等を遵守させるとともに、適用場所の地形、周辺土地利用、使用時期、処理当日の気象条件などを考慮し、周辺環境への影響を排除しながら、薬剤の飛散などの危害の未然防止や環境保全に努めております。なお、作業に先立ち事前に周辺住民等へ作業内容を周知することや、作業員につきましては保護具の装着を徹底させるとともに、除草剤等の取扱いに関して保管管理や取扱いに注意し、紛失・盗難防止などの未然防止に努めております。次に要旨(3)の地域住民からの苦情等に関してでございますが、件数としては令和5年度に1件、令和6年度に1件となっております。苦情の具体的な内容としては、周辺住民に対する事前周知看板を設置したところ「薬剤散布により悪影響が出る可能性があるのではないかとの懸念があることから、草刈り機による除草を行ってほしい」とのご意見がございました。このことから、当該箇所におきましては除草剤散布を取りやめ、草刈り機による作業へ変更して作業を実施した事例がございます。次に要旨(4)今後、除草剤を使用しての除草作業の計画についてでございますが、現在のところ今年度中に除草剤散布による除草作業を実施する予定箇所はございません。市としては、今後も引き続き現場状況を確認し、できる限り草刈り機等による機械での除草作業を原則としながら、草刈り機等による除草作業が困難な場所につきましてはガイドライン等の条件を照合し、やむを得ない場合におきましては除草剤による作業を行う方針としております。

 

山中佑美企画部長 事項2要旨(1)及び要旨(2)については関連しておりますので、一括してお答えします。当該土地の跡地利用に向けた取組の状況につきましては、当該土地はその立地からポテンシャルが高く、今後のまちづくりの推進や中心市街地の活性化において重要な役割を担う空間であることに依然として変わりはないことから、引き続き新たなまちのにぎわいの創出に寄与するよう、民間事業者の資本力、企画力及びノウハウを活用していく公募型プロポーザルの実施を検討しております。お尋ねのまちなか再開発の計画との連動につきましては、現在、周辺環境の変化を踏まえた民間企業の意見を伺うサウンディング調査を実施しており、その結果をプロポーザルに反映していきたいと考えているところです。サウンディング調査等の実施後、速やかに公募の手続に着手する予定としており、まちなか再開発と連動させるために遅らせるということは考えておりません。

 

仲井間修教育次長 私のほうからは事項3要旨(1)から要旨(4)までお答えします。まずは要旨(1)についてお答えします。キャンプ・シュワーブ内の文化財調査につきましては、今年度は令和4年度から5年度にかけて実施した大浦崎収容所跡記録保存調査の報告書作成に向けた資料整理及び運動施設整備に伴う思原遺跡の記録保存調査を実施する予定となっております。また、土砂採取場所に所在しております美謝川集落関連遺跡群につきましては、まだ予備調査を実施していない部分があることから、調査実施に向けて沖縄防衛局と調整を行っているところです。次に要旨(2)についてお答えします。思原遺跡の記録保存調査につきましては、令和7年度まで2年をかけて実施する予定です。その調査結果につきましては、これまでの調査と同様に概報として市民のひろばで市民の皆様に報告するとともに、令和8年度以降に資料整理を実施して調査報告書を作成し、刊行することになっております。続きまして、要旨(3)についてお答えします。長島鍾乳洞につきましては、市文化財保存調査委員、沖縄県教育庁文化財課、市文化課及び名護博物館職員を調査メンバーとして、これまでに平成31年3月、令和2年10月、令和3年3月、令和4年11月の計4回、現地の確認調査を実施しております。これまでの調査で鍾乳洞内のサンゴ礫(れき)の堆積状況から、波の影響により短期間での変化が大きい可能性があるとの指摘も受けていることから、令和6年度中には改めて現地確認調査を実施し、前回調査からの状況の変化などを記録したいと考えております。文化財指定に関しましては、沖縄県教育庁文化財課との意見交換の場において、権利関係者からの同意を得ることが困難であることや、指定後の公開や活用、管理が行える場所ではないことなどの課題を確認しているところです。文化財指定の可否にかかわらず、今後も沖縄県との情報共有を図るとともに、定期的に状況確認のための現地調査を実施していきたいと考えております。次に要旨(4)についてお答えします。嘉陽上グスクの文化財調査につきましては、嘉陽上城構内道路整備事業に伴う記録保存調査として令和3年度、令和4年度に実施いたしました。その結果、グスク時代の鍛冶(かじ)場跡や建物の柱跡と思われる遺構、11世紀から16世紀頃の中国産陶磁器や祭祀(さいし)に関わると思われるガラス玉などの遺物が確認されております。特に、鍛冶場跡については沖縄県内でもほとんど例のない貴重な遺構であることから、担当課である環境対策課と協議し、一部計画を変更して現地保存することとなりました。当初、令和4年度で記録保存調査を終える予定でしたが、調査結果を踏まえて沖縄県教育庁文化財課と調整を行ったところ、当初の想定を上回る遺構や遺物が確認されている状況を鑑みて、工事予定地の未調査部分についても記録保存調査を実施するべきではないかとの指摘を受けました。このため、令和5年度は追加の記録保存調査を実施する範囲を確定するための試掘調査を実施したところです。今後につきましては、嘉陽上城構内道路整備事業が継続される場合には、令和7年度以降に追加の記録保存調査を実施する予定です。事業が中止される場合には追加調査は行わず、これまでの記録保存調査の報告書作成に向けて資料整理を実施し、報告書を刊行することとなります。

 

東恩納琢磨議員 それでは事項1の基地問題からお伺いします。安和での事故はあってはならないことだと思います。それを未然に防ぐために安全対策は重要だと思いますが、市長は安全対策を講じるよう沖縄防衛局に文書で通知したのか。どういう形でその件を伝えたのかお聞かせください。

 

祖慶実季総務部参事 令和6年8月23日でございますが、防衛省に市長が表敬訪問をした際に、最善の注意を払い、市民に影響がないよう、事故防止及び渋滞対策等について対応いただくよう伝えたということでございます。

 

東恩納琢磨議員 表敬訪問ということでしたが、それは安和の件のことだけでの表敬訪問なのか、それとも別の件も含めて、併せて表敬訪問したのか伺います。

 

祖慶実季総務部参事 別の件も含めての表敬訪問でございます。

 

東恩納琢磨議員 ついでとは言わないですが、やはり人の命が失われているわけですから、このことについては沖縄防衛局に対してちゃんと文書で申入れをして、文書で回答を得ていただきたいです。というのも、これはまだ原因究明ができていないわけです。原因究明ができていない中での安全対策というのは少し無理があるのではないかと。誰が考えてもそう思うのです。まずは原因究明を真っ先にしていただく。それからの工事再開というのであれば分かるのですが、まだ原因究明がされていない中でこういった沖縄防衛局の工事再開に対して、市長としてどう思っているか伺いたいです。

 

祖慶実季総務部参事 沖縄防衛局からは道路管理者である沖縄県に対し、安和桟橋出入口にガードレールを設置することを要請し、また警備員の増員、そして警察への支援要請などの対策を取っている旨の説明を受けております。

 

東恩納琢磨議員 ガードレールの設置を要請しているということで、警備員の増員を図っているということ。やっているからというだけで、それで再開していいのか。もう一度申し上げますけれども、その事故の原因究明がなされていない、はっきりしない中で工事を再開するということは、見切り発車ではないかと。市民の生命を預かる市長として、やはりそこはちゃんと原因究明ができた後にそれなりの安全対策を講じていただきたいと言うことが市長としての責任ではないかと思うのですが、その表敬訪問のときにどのようなことをおっしゃったのでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 先ほども申し上げたところですが、最善の注意を払い、市民に影響がないよう事故防止及び渋滞対策などについて対応していただくよう伝えております。

 

東恩納琢磨議員 市長としては、事故原因が解明されなくても工事着工を認めたと伝わるわけです。そこは市長として、それでいいという判断の下で言ったのか確認します。

 

祖慶実季総務部参事 議員のおっしゃるとおり、当該事故については現在、警察による捜査が行われていると承知しており、市当局としましては何らかの見解を示す立場にはないと考えております。

 

東恩納琢磨議員 市長としては、見解を述べられないと。事故が起こって、死亡事故、重傷事故が起こっていて、それも名護市内で起こったことに対して市長として見解が言えないということですか。せめて原因究明ができるまで工事をストップしなさいとか、そういうことを言っていただきたいと思うし、表敬訪問でおっしゃっていることは工事を認めるということなのです。それを市民に誤解のないように、市長としてやはりこれは重要な問題なのだと。工事優先ではないのだと。人命が優先なのだということを市長の言葉で伝えていただきたいです。ぜひ市長、市民に伝えていただけないでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 市長からもありましたように、工事に伴う事故は絶対にあってはならないものであると考えております。そして、国に対してさらなる安全対策を求めているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 国は、沖縄防衛局は、安和で行っていることを妨害行動だと言っているのです。そのことについて市長も同意していて、同じ気持ちなのか。安和でやっている抗議行動は民意に基づく、憲法に保障された権利であり、正当な市民運動だと思うのです。それを、妨害行動をやっているというようなことを国が市民に対して言っているわけです。ですから、妨害行動をやっているという認識の沖縄防衛局に対して、市長は同じ認識を持っているのかということです。向こうにいる方々は、抗議行動をこれまで5年間やってきています。その中でどういうことをやってきたかというと、工事に携わった運転手とか、お互いにその立場を越えて、安全に注意を払いながらこの5年間やってきたのです。ところが、代執行後に国が強制的に工事を急がせる。そういう作業のやり方をし、安全対策よりも作業を急がせると。そういうことをやってきた。その結果、作業員たちは作業を急ぐと。作業員とはダンプの運転手です。急ぐあまり事故につながったということも考えられます。そして、運転手さんたちの話合いの中でやはり強引なところがあったということも運転手が述べているのです。そういう状況を踏まえると、やはり原因究明まで待つべきだと思うのですが、市長、いま聞いた話を参考にして、もう一度原因究明をしていただきたいと。その後に工事をしていただきたいというお考えにならないのかと思います。それだけでは分からないというのだったら、現場を訪れていただきたい。今あそこでどういうことが行われているか。そして、そこで抗議行動をしている人がどんな思いでやっているか。それを見ていただいて、もう一度沖縄防衛局に申入れしていただけないですか。この原因究明も含めて、市長にお伺いします。

 

祖慶実季総務部参事 抗議活動をなさっている皆様には、その方々のお考え、そして沖縄防衛局とそれぞれの立場で行動されている。あるいは見解が分かれているということは承知しております。しかしながら、先ほども申し上げましたように、事故につきましては現在警察による捜査が行われているところであり、今後も市長から国に対して安全対策を取っていただくよう要請は続けてまいりたいと考えております。

 

 

東恩納琢磨議員 市長、確かにそれぞれの立場でやっていることだと思います。でも、これまでそれぞれの立場であったのですけれども、安全を優先するという立場は一緒だったのです。それが代執行後に強引に国が進めろということで、安全をないがしろにして工事が優先されているということがあるわけです。それも含めて、そしてそれぞれの立場でやっているのですが、そうであるならばなおさら原因が究明されて、それぞれの立場で納得されて、安全な行動ができるようにしていただくことが最優先だと思うのです。そのことを市長として言っていただきたい。市民の生命、財産を預かる市長として、それぞれの立場だからいいという話ではないと思うのです。そのためにも現場を見ていただきたい。市長、ぜひお願いできないでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 抗議活動をなさっている皆様に対する安全対策につきましても、今後また沖縄防衛局と調整と申しますか、お話を伺って要請などをしてまいりたいと考えております。

 

東恩納琢磨議員 今、抗議行動をなさっている方にも説明をしたい、申入れをしたいと。これは市長として、そこで抗議行動をしている人にそういう申入れができるのですか。いま何を言っているのか。私は市長として現場を見ていただきたいと言っているのです。なぜそれを答えていただけないのでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 少し説明が不足していたようでございます。抗議行動をなさっている皆様の安全対策を行っていただくよう沖縄防衛局と話をしていきたいとお答えしているところです。

 

東恩納琢磨議員 現場に行っていただけるのか、いただけないのか。お答えください。

 

渡具知武豊市長 今の現場の件でございますが、私はそこは月に何度か通っていて、事故が起きる前から、あの行動については危ないなということをいつも感じていたところです。そういう中において、これまでいろいろな安全対策を講じてやってきたと思っておりますが、今回不幸にしてこういう事故が起きてしまったわけでございます。こういった事故はあってはならない、そして安全対策をしっかり講ずるべきだということは、防衛省に訪問した際に申し述べております。そういう観点から、あえてその現場を見に行くという考えはございません。

 

東恩納琢磨議員 通行する際に見ているというだけで、安全ではないと。そういう話をしていましたけれども、やはり車で通行しているだけでは見えないと思うのです。そういうことも含めて、ぜひ現場に行って、その方々、あるいは警備の方々、ダンプの運転手の方々の顔を見て、そしてそこで行われていることがどうなのかを自分の目で確認するべきだと思うのですが、そういうおつもりがないということであれば、それは残念でしかありません。ぜひ少しでも人命を大切にしたいと思うのであれば、現場に行っていただきたいです。それでは、岩国市長がオスプレイの配備を認める見解をしています。そこでは生活環境に大きな影響がないと言っていますけれども、そこを私は聞きたかったわけです。同じ米軍基地を抱える名護市として、辺野古にオスプレイが配備されることは承知していると思いますので、オスプレイが配備されることによって生活環境に影響はないと考えているのかどうか。市長、それをお聞きしたいのです。

 

渡具知武豊市長 岩国市長がオスプレイについて容認したということでございますが、岩国基地のオスプレイ配備容認につきましては岩国市長の考えでありまして、私としては現在何らかの見解を示す立場にはないと考えております。

 

東恩納琢磨議員 岩国市長の見解だからということでありますけれども、岩国市長は見解を述べる前に国の説明を検証したということをおっしゃっているわけです。多分名護市にも国からの情報が流れてきていて、そういった情報があって検証してきたと思うのですが、現在名護市において、国から何らかを配置するということが言われているのか。あるいは当然のごとく、言わなくても分かっているということで何も言ってこないのか。それを検証するために、あるいは名護市側から問題点を提起するというお考えはないのでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 一次答弁でお答えしたところですが、配備計画等があるのは存じております。しかしながら、先ほどおっしゃっていたような岩国市のように名護市に対して具体的に説明があったということは今のところございません。

 

東恩納琢磨議員 岩国市みたいな具体的な計画が示されていないということですけれども、でも計画があるということは認識されているわけですから、万が一ここにオスプレイが駐留したり、万が一というか、当然計画があるということはそういうことだと思うのです。その場合について、どのような影響があるかということを独自で検証する必要はないでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 安全確保はもとより、周辺住民への生活への配慮は大前提であると考えております。今後機会を見つけまして、沖縄防衛局等に対して説明を求めるなどの対応は必要だと考えております。

 

東恩納琢磨議員 そのオスプレイに対して配備計画があるということは共通認識ですので、やはり名護市側から積極的に計画されている情報を提供してくれと申入れをするということも必要かと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

 

祖慶実季総務部参事 先ほど答弁したところではございますが、今後検討してまいります。

 

東恩納琢磨議員 それでは要旨(3)の砂の件ですが、被害がなかったという答弁でしたけれども、過去において被害がなかったのか。どの時点までのことをおっしゃっているのか。私の記憶では、20年前ですか、嘉陽沖で砂が採取された時期に合わせてあそこのモクマオウが倒木したということがありました。それでその当時、市長は多分議員だったと思うのですが、現場を視察したと。名護市の市会議員が視察したという記憶が私にはあるのですが、そういうことも含めて、やはりその後砂採取に慎重に対応するようにということで、市側も何らかの要請をしたという記憶があるのですが、その辺はどうでしょうか。

 

岸本啓史建設部長 沖縄県に確認したところ、「被害状況はありません」という回答を得ております。今、東恩納議員からありましたように、嘉陽沖で以前に浸食等があったということは承知しております。それについては名護市からの要望として、浸食がないよう確認をしていただきたいと要望書として提出しております。

 

東恩納琢磨議員 また今回も砂採取の申請が出されていて、通達が名護市に来ているということですので、名護市側としてもその通達を踏まえて、先ほどおっしゃった被害の状況、それがないようにという要請をやっていただきたいというのと、実際に採取されているときに現場も確認して、被害状況を調査していただきたいのですが、いかがでしょうか。

 

岸本啓史建設部長 被害がないということで、県から回答があった件については、浸食については台風の影響で浸食があったと。砂利採取についての被害の報告がなかったということでございます。また、海岸線については沖縄県の管理となっておりますので、沖縄県のほうでパトロール等を行うということになると考えております。ただ、名護市としてもパトロール等をして沖縄県のほうに報告するということは考えていきたいです。

 

東恩納琢磨議員 申請されて近々砂の採取が実施されると思いますので、その辺は名護市としても、以前そういう被害があったわけですから、その地域住民の方に被害状況はないですかということを聞き取りをしながら、監視の目を光らせていただきたいです。あと、名護市としての許可条件というのはあるのでしょうか。例えば、漁業組合にはそういう漁業組合との調整をして同意がなければいけないということもあると思うのですが、漁業組合以外に地域の同意とかも必要なのでしょうか。その辺は名護市として、それを担保して何らかの形で反映させているのか。

 

岸本啓史建設部長 認可の基準などにつきましては、県の基準等が規定されております。沖縄県海砂利採取要綱には、沖縄県より砂利採取法の登録を受けた登録業者であることや、関係漁業協同組合等の合意を得ている者、採取の期間、一認可の採取面積等の基準はございますが、区などの地元同意の条件はございません。

 

東恩納琢磨議員 地元の同意が条件にないということですが、そのやり方によっては漁業組合に皆さんのほうから指導をして、指導というか助言をして、漁業協同組合が同意する場合は、地元の同意も取ってきてくださいということで同意をするという手続、手続というよりは、それは地域の方々も心配なので、地域の方も海に接していて、毎日そこで泳いだりしているわけですから、そこも配慮するような同意の仕方を考えてほしいということは助言できると思うのですが、いかがでしょうか。

 

岸本啓史建設部長 沖縄県より砂利採取計画の認可申請の通報があった際には、市より沖縄県に対して採取計画の認可について慎重な対応を求めております。また、採取の際には事業者において採取区域や採取期間などの説明を関係各区に行っていただくよう対応を求めているところです。

 

東恩納琢磨議員 それと併せて、漁業協同組合の同意を得る前に地域の同意の確認、地域のことも考慮して、配慮して同意してほしいということを漁業協同組合に伝えていただきたいです。それでは事項2の旧消防庁舎等跡地ですが、まちなか再開発と連動させて遅らせるということは考えていませんということですが、今サウンディング調査を行っているということですので、いつ頃からサウンディング調査は始まっていて、いつ頃までに終える予定なのか。そして、その予算とか、あるいはサウンディング調査以外にプロポーザルをする前に事前の手続等が必要だと思うのですが、その辺にどれだけの予算をかけているのかお聞かせください。

 

山中佑美企画部長 現在の取組につきましては、事業者の公募を実施するに当たり、前回の公募から一定の期間が経過していることもあり、改めて民間事業者と活用に向けたアイデアや課題について直接の対話を行うサウンディング調査への参加について、令和6年7月8日から9月6日までの期間で募集を行ったほか、不動産鑑定評価業務を令和6年1031日までの履行期限で発注したところです。予算につきましては、不動産鑑定評価業務を契約金額715,000円で結んでおります。それ以外はございません。

 

東恩納琢磨議員 現在サウンディング調査を行っているということですが、令和6年2月26日に買戻しに対して住民説明会を行っています。そのときにそこの市民、住民から再開発の計画があると思うが、その計画との連動を考慮するのかという質問が出ています。そこでの回答としては、サウンディング調査中で、周辺環境の変化を踏まえてアイデア等があると思うので、プロポーザルに反映させたいと。要するに、それも含めてアイデア等を募集していると聞いているということをおっしゃっていたのですが、連動はしないと言いながら、サウンディング調査でそういうことも情報として伝えて、それで調査をしているのか伺います。

 

山中佑美企画部長 説明会の場におきましては、仮に企業から他の計画等との連携の提案がございましたら反映していくという旨を回答しております。サウンディング調査では、今後改めて事業者公募による売却を検討していくが、前回公募の時点から5年以上が経過していることから、公募条件の再整理を行う必要があると記載しております。

 

東恩納琢磨議員 現在サウンディング調査中だということです。その中で私が聞いているのは、その調査のときに企業側、民間に対してこの計画がありますということを伝えて、それで調査を行っているのか。そういうことがないまま、今の状況で調査を行っているのか。今どのようなサウンディング調査を行っていて、どういう聞き取りをしているのか。もう少し具体的に述べてください。

 

山中佑美企画部長 サウンディング調査につきましては、前回の公募条件である新たなまちのにぎわいの創出に寄与する宿泊施設、または宿泊施設及び商業施設の設置を踏まえ、民間事業者から活用に向けたアイデアや課題について広くご意見を伺います。まちなか再開発に特段言及してはおりません。今後といたしましては、サウンディング調査につきましては令和6年7月8日から令和6年9月6日までの申込み期間であり、個別の対応につきましては、参加企業との日程調整を踏まえて令和6年9月下旬から10月中旬の期間で実施する予定となっております。

 

東恩納琢磨議員 そういう手続を踏まえて、あと土地の評価額も出てくると思うのですが、それと併せて実際に公募するのはいつになるのでしょうか。

 

山中佑美企画部長 今後のスケジュールにつきましては、サウンディング調査及び不動産鑑定評価の結果を踏まえて、年度内に公募要項を公表できるよう取り組んでまいりたいと考えております。具体的に想定しているスケジュールとしましては、サウンディング調査の結果の公表を令和6年12月頃、事業者公募の公表を令和7年1月から2月頃、事業予定者の決定を令和7年6月から7月頃、契約の締結を令和7年8月から9月頃をめどとして実施していきたいと考えております。

 

東恩納琢磨議員 市長、消防庁舎等跡地は長年塩漬け状態といいますか、価値のある所が、一等地といわれている所が更地になっている状態が続いています。一刻も早く跡地利用に向けて取り組むということは市長の責任だと思うのです。それも含めて市長、今のスケジュールを前倒しできるようにということを考えているのか。前倒ししていただきたいということを職員に伝えることによって、前倒しが図られるのではないかと思います。それは市長の意気込みだと思うのですが、市長、いかがでしょうか。

 

渡具知武豊市長 消防庁舎等跡地につきましては、これまでのいろいろな経緯があって、いま部長のほうから説明したとおりでございますが、日程についても今の答弁にありましたとおり、計画どおり進めていくことが肝腎だと思っております。前倒しできるかどうか、事業を進めていく中において、そういったことが可能かどうかということだと思いますけれども、いずれにいたしましても計画を履行することが大切だと思っておりますので、そのように進めていきたいです。

 

東恩納琢磨議員 市長、計画する段階で前倒しにできるところもあると見えてきたときには決断をして、前倒ししていただくということも含めて、職員にその意思を伝えていただければ職員も励んでもらえるのではないかと思います。ぜひ職員に早めに取り組んでいただきたいと言っていただきたいです。事項3の文化財についてですが、文化財指定に向けては地権者、その所有者の同意が必要だということですが、あそこの地権者、所有者というのは誰なのかお伺いします。

 

   

仲井間修教育次長 地権者は国になっておりまして、その管理は沖縄総合事務局になっております。

 

 

東恩納琢磨議員 国が管理しているということでありますので、あそこは世界でもまれだといわれている地層が見られる所でありますので、これは国指定の文化財に匹敵すると。それは専門家からも指摘されていますし、名護市としても文化財としてそういう認識だと思うのですが、その辺はどう思うのかという点と、国指定の文化財に指定されれば国が管理をするわけですから、そういう意味では国指定にしたほうが合理的かと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

 

仲井間修教育次長 文化財指定については一次答弁でも述べたとおりですが、沖縄県の文化財課との意見交換の場において、権利者の同意を得ることが困難であることとか、指定後の活用や管理が行える場所ではないということの課題があるということは認識しておりますので、文化財の指定にかかわらず、今後も状況を見ながら定期的に状況確認のための現地調査を実施していきたいと考えております。

 

東恩納琢磨議員 文化課として見守ってではないのですが、おっしゃるとおり浸食とかも考えられますので、その経過とかも把握して、文化財に指定する材料といいますか、そういう資料にもなると思いますので、毎年そこを現地調査していただきたいです。これは要望です。あと事項4の除草剤の件に関してですが、できるだけ除草剤の使用を避けるということで、草木が生えない場所、狭い場所とか、交通量の多い場所とか、そういったことをおっしゃっていますので、ぜひそこは実施していただきたいです。先ほどの苦情に関しては、苦情を出した方から話を聞くと、そこを犬の散歩道として使っていたと。ある日突然枯れてしまっていたと。そこで除草剤がまかれたということを知って、慌てて、なぜそんなことを早めに伝えてくれなかったのかという苦情を私は聞いています。確かにそういう場所に関しては草刈り機を導入するとかあると思うのですが、草刈り機が導入できない場所がある。もう皆さんで把握しているわけですから、ここは草刈り機が導入できないということもあって除草剤を散布しなければいけないということを事前に、2週間前とかガイドラインにはあるのですが、もっと早めに通知して、市民の皆さんの理解を得ていただくことによってその苦情も減るのではないかと思っています。それと草刈りの場所が細長くなっている場合、終点と起点だけに置いてしまうと、途中にいる住民の方たちは気づかない場合もあるので、いつから散布するという周知の看板をもっと細かくというか、間をあまり開けずにやっていただく工夫も必要ではないかと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

 

岸本啓史建設部長 草刈りについては延長が長いところについては起点、終点のみならず、中間点とか、そういう所での看板周知も図っていきたいと考えております。

 

東恩納琢磨議員 ある日突然草木が枯れているとなると誰でもびっくりしますので、その辺は配慮しながら、ただ、やるべき所は最低限やらなければいけないということも理解していますので、その辺は市民との意思疎通をしながらやっていただきたいです。ありがとうございました。これで東恩納琢磨、一般質問を終わります。