2022年6月議会

1 基地問題について
2 旧消防庁舎跡地について
3 文化財保護について
4 中学校の授業改革の取組について
5 循環型社会への取組について

東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。議長のお許しを得てこれより東恩納琢磨一般質問を行います。その前に、また今年も6月23日慰霊の日が近づいてきました。今年は特別に平和の礎に刻まれた方々のお名前を読み上げようという取組がありました。私も特別にそれに参加することができ、6月17日に久志支所で名前を読み上げることをさせていただきました。その中で感じたことは、この名前を刻まれた方々がいま生きていればそれぞれどんな人生を歩んできただろうか、その方々の思いとあのさきの大戦がなければ沖縄はどんな豊かな島に、県になっていたんだろうかと想像すると、本当にあの戦争に対して、二度と沖縄で地上戦はさせない、そういう思いを誓って読み上げてまいりました。そしてその思いを込めて今回一般質問をさせていただきます。それでは事項1 基地問題について。要旨(1)キャンプ・シュワーブ第4ゲート付近で森林伐採が行われ工事が進められています。名護市において、申請段階時または現在までに現場の立会いを行ったのかどうか伺います。要旨(2)ロシアによるウクライナ侵攻、侵略戦争が続いています。その中で、軍事基地が標的にされ攻撃されています。沖縄には日本全体の米軍専用施設の70%以上が押し込められています。基地の島とも言われています。そして今、新たに大浦湾・辺野古崎を埋め立てて米軍専用施設を建設しようとしています。この状況を踏まえ、市長として改めて、地元の市長としてどのように受け止めているか伺います。事項2 旧消防庁舎跡地について。要旨(1)当初、旧消防庁舎跡地におけるホテルは2021年9月に開業予定でしたが、雑草が生い茂り工事着工のめども立っていないようです。いつ開業するのか伺います。要旨(2)これまでの工程変更や設計変更について、届出は何回提出され何回受理されたのですか。そのいきさつが分かる資料の提出をお願いします。資料ありがとうございました。要旨(3)現在、旧消防庁舎跡地の売却について東江区住民を中心に訴訟が起こされていますが、市長としてどのように市民に説明しますか、伺います。事項3 文化財保護について。要旨(1)去る5月28日、名護市立中央図書館AVホールにて「辺野古沖長島で発見された鍾乳洞~小さな宝箱を開いてみる」と題して、日本自然保護協会が行った調査に参加した九州大学の学術研究者で日本洞窟学会元会長の浦田健作先生は、長島鍾乳洞は世界でもまれな鍾乳洞で、地球史を知る貴重な場所であると評価し、論文も発表しています。調査をされている教育委員会として長島鍾乳洞をどのように評価していますか、伺います。事項4 中学校の授業改革の取組について。要旨(1)子どもたちが授業の理解度を深めるためとして、名護市内の中学校2校が定期テストを廃止し、代わりに単元テストに取り組んでいます。実施から1年が経過し、その成果と課題、そして今後の取組について教育委員会の見解を伺います。事項5 循環型社会への取組について。要旨(1)循環型社会に向けた取組の一環として、学校や地域で生ごみを処理し堆肥を作り地域に循環する取組を行いましたが、現在名護市において生ごみの処理はどのように行われていますか。これまでの生ごみ処理の予算額と今後の取組について説明してください。要旨(2)瀬嵩区では生ごみ処理を長年行い、堆肥を地域に無償で提供しています。現在名護市において生ごみの処理機が稼働しているのは瀬嵩区だけと伺っています。これからも継続していくために、市としてどのようなサポートを考えていますか、伺います。以上を一次質問とし、二次質問は自席で行います。よろしくお願いします。

 

當山賢農林水産部長 質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。ご質問のキャンプ・シュワーブの第4ゲート付近の工事につきましては、沖縄防衛局からキャンプ・シュワーブの再編成工事の一環として商用車両用ゲート整備のための工事と説明を受けております。商用車両用ゲート整備工事に係る民有林の伐採について現場の立会いは行っておりませんが、沖縄防衛局から伐採の前に伐採届が提出されておりますので、法令上問題はないものと認識しております。

 

東恩納琢磨議員 事項1(1)のほうから。伐採の前に届出が出れたということですけれども、伐採はいつ行われて、届出はいつ出されたのか。

 

當山賢農林水産部長 沖縄防衛局から本市に対し、令和2年1月23日及び令和4年2月2日に伐採届が提出されております。伐採期間は令和2年2月25日から令和4年1030日までとなっております。伐採期間は2月25日からと届出が出ているんですけれども、本市としてはいつから伐採が始まったかというのは、いま確認が取れていないところであります。

 

東恩納琢磨議員 伐採届が出されて伐採が行われる日も把握していないというのは、怠慢じゃないですか。伐採届を出して、伐採をする前に、伐採届は30日前に出さなきゃいけないんですよ。そう森林法に書いてあるんですけれどもご存じでしょうか。それに基づくと皆さんは確認する必要があるでしょう、確認していないんですか。もう一度伺います。

 

當山賢農林水産部長 伐採をする30日前までに届出をしないといけないというのは承知しております。それで伐採期間は2月25日からという形で届出は出ているんですけれども、現在市としては立会いをして中のほうで伐採をした日は確認できていない状況にあります。

 

東恩納琢磨議員 ですから伐採した日を確認すべきじゃないですかと言っているんですよ。森林法第10条の8第1項、森林法施行規則第9条で伐採の30日前までに提出する必要があるということです。それで防衛局が提出されたのは2月2日、伐採がされたのは2月8日です。それを把握していないんですか。把握していなければ現場立会いの下、把握していただけないでしょうか。

 

當山賢農林水産部長 一次でもお答えしましたが、沖縄防衛局から本市に対し令和2年1月23日及び令和4年2月2日に伐採届が提出されております。つきましては30日前から出されているんですけれども、実際に現場で伐採された日は確認されておりません。

 

當山賢農林水産部長 立会いの義務はございませんが必要に応じて確認を行っており、届出内容と相違があれば指導の対象となります。また事業者側からは完了時に状況報告書と現場が確認できる資料が提出されますので、資料等により現場状況を確認しているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 必要があれば現場立会いをする義務があるということですので、現場から赤土も流出しています。その確認も含めて防衛局と立会いをしていただきたいんですが、もう一度お答えをお願いします。

 

當山賢農林水産部長 現在、東恩納議員から情報を得た赤土流出につきましては、沖縄県が直接指導する立場になります。沖縄防衛局によりますと基地内への立入りには法的に立ち入る根拠が必要となるようでございまして、現在沖縄県農林水産部のほうに森林法に基づき市町村職員が基地内に立ち入る法的根拠がないか確認しているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 沖縄県のほうに法的根拠がないかじゃなくて、法的根拠の下に防衛局に対して立会いを求めています。ですからそれも含めて名護市の土地から流れた赤土かどうか、あなた方は名護市として立会いをする義務があると思いますので、沖縄県と調整して沖縄防衛局に対して現場の立会いを要請することは考えていませんか。

 

當山賢農林水産部長 沖縄防衛局によりますと、基地内の立入りには法的に立ち入る根拠が必要となるようでございまして、現在沖縄県農林水産部のほうに森林法に基づき市町村職員が基地内に立ち入る法的根拠がないか確認をしているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 同じ答弁ですので、確認をしてぜひ報告をしてください。また次も質問します。それでは要旨(2)のところです。市長、私はロシアのことではなくて、地元の市長としてロシアの戦争、紛争を見て、真っ先に基地が標的にされるということを見て、市長として地元に新たな基地が造られることを鑑みてどのように考えているかをお伺いしているんです。よろしくお願いします。

 

渡具知武豊市長 戦争で軍事基地が標的にされているんじゃないかということだと思っておりますけれども、この軍事的な攻撃目標の考え方、案については知見は持っておりませんが、当然のことではございますけれども戦争は起こらないほうがいいと考えているところでございまして、有事の際という仮定の質問について予断を持ってお答えすることは差し控えたいと思います。

 

東恩納琢磨議員 市長、仮定の話をしているわけじゃないです。歴史から学んだ話をしているんです。沖縄はさきの大戦で地上戦になりました。そこに基地があれば真っ先に攻められるし、小さな島に基地を集中すればターゲットになると。それで沖縄県民は辺野古に新たな基地を造るのを70%以上が反対しているわけです。それを仮定の話だと市長はおっしゃるんですか。現実の話をして、現実から、歴史から学んだ教訓なんですよ。それを思うときに、いま新たな基地を造ることは本当に必要なのかもう一度お答えください。

 

渡具知武豊市長 同じような答えになるわけですけれども、一般論として安全保障関係が一層厳しさを増す中において、いかなる事態に対しても対応できるよう政府が取り組んでいるものと理解しているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 また政府ということで逃げたというか、名護市の市長として本当に他人任せの言葉に聞こえます。市長としては、いま自民党の、参議院の候補者、また通告外と言う方もいるかもしれませんけれども、関連していますので……。基地問題は市長のこれまでのスタンスとしては、基本的には国と県の問題だと言ってきましたけれども、最近、新たな参議院の候補者が辺野古はやむを得ないという発言をしていますけれども、市長はそれに対してどのようにお感じですか。

 

渡具知武豊市長 候補者はいろいろな政策を立てるわけでありまして、この候補者の一つ一つの政策に対してコメントする立場にはございません。

 

東恩納琢磨議員 コメントをしないと言うんだったら応援もしないということで理解してよろしいでしょうか。いずれにしてもこの辺野古の問題は、地元の市長として明確なスタンスを示すべきです。それを市民に説明すべきだと思うんです。やはりそれをしないでいる市長はいかがなものかなと思うんですけれども、そこはどのように感じていますか。

 

渡具知武豊市長 選挙の際に、基地問題に対する対応については市民のほうにお示しをし、そしてその市民が投票していただいたと。これは基地問題だけではなくて、あらゆる政策を総合的に評価していただいたものだと認識しているところでございます。この普天間飛行場の代替施設建設事業の件につきましては、これまでも繰り返し申し上げておりますとおり、国と県との間に見解の相違があって争訟等が続いておりますので、その推移を慎重に見守る必要があると考えているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 相変わらず自分の本心を出さずに事が過ぎるのを待つというようにしか私には聞こえません。それでは次をお願いします。

 

棚橋邦晃企画部長 私のほうから、まず事項要旨2(1)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の状況は落ち着きを見せ始めているところですが、ホテル業については完全に回復しておらず、金融機関が慎重な審査を行っていると伺っております。また100条委員会や住民訴訟が提起されている中で金融機関がこれらの状況についても見極めており、そうした事情もあるものと伺っております。大和ハウス工業株式会社などにおいて、着工に向け引き続き金融機関と調整を行っており、調整が整い次第すぐに着工するものと伺っております。続きまして要旨(2)につきましては、資料を提出させていただいておりますのでご確認いただければと思っております。これまでの工程変更や設計変更の経緯となっております。続きまして要旨(3)につきましては、現在裁判、係争中となっておりますので答弁は差し控えさせていただきたいと思います。

 

東恩納琢磨議員 要旨(3)のほうですね、これは部長のほうから答えることはできないと思うので、当事者である市長に伺いたいわけです。名護市の市長として市民に説明する責任はあると思います。なぜならあなたの身内の、親族の企業に売却されたわけですよ。そういう意味ではやはり丁寧な説明が必要だと思うんですけれども、その説明を求めているんです、市長。

 

棚橋邦晃企画部長 先ほどご答弁いたしましたとおり、こちらについては現在裁判、係争中となっておりますので、答弁を差し控えたいと思っております。

 

東恩納琢磨議員 市長に聞いています。市長、答えてください。あなたは市民に説明する責任があるでしょう。

 

渡具知武豊市長 先ほど部長が答弁したとおりでございまして、裁判中でございますので答弁を差し控えたいと思っております。

 

東恩納琢磨議員 市長、あなたの身内に、その売却先が渡ったわけですけれども、それを裁判中だからということで説明をしないということは、何かやましいことをお感じになっているからですか。普通であれば名護市の財産を取得しているわけですから、しかもあなたの親族がですよ、それをちゃんと説明すべきですよ。何も裁判だからということでかこつけないで、本来説明すべきことをしていないから裁判にまで発展したんじゃないでしょうか。ぜひ説明してください。

 

棚橋邦晃企画部長 訴訟につきましては先ほどご答弁したとおりでございますけれども、100条委員会を含む議会の資料要求や議員からの一般質問にも対応しておりまして、説明をさせていただいているものと思っております。

 

東恩納琢磨議員 一般質問で対応していると言うけれども、していないじゃないですか。市長はしゃべっていないです、答弁していないんです。何にかこつけてそんなことを言っているんですか。やはりなぜそういうふうに疑義が生じているのか、それは市長の身内に、親族に売却先が行ったからですよ。それを説明できないと言うんであればちょっと理解に苦しむんですけれども。それでこれまでのいきさつの資料を出していただきました。まだ着工もしていないのに見直しが2回、そして変更が1回、スケジュールの変更が4回、もう既に7回の変更申請が出されている。現場は工事も着工していないのに。ですから何でこんなことが起こっているのかということをちゃんと説明していただきたいわけですよ。そういう説明がないわけですから言っているわけです。それで最初の変更の申請がありました8月1日ですか、これは。この中に格別の取り計らいをいただきますようよろしくお願いしますというような文言があるんですけれども、この実施計画書の下記の見直しを行っているところでございますということでありました。具体的な内容が示されたんでしょうか、この申請のときに。具体的にどんな内容でしたか。

 

棚橋邦晃企画部長 ご指摘の令和元年8月時点での申入れにつきましては、その申入れの1枚の文書ということで、こういう見直しを予定していますよという旨の申入れがあったわけでございますけれども、その際には具体的な実施計画書は、こうなりますとかそういったものはついておりません。

 

東恩納琢磨議員 具体的な見直しはないけれどもよろしくお願いします。近いうちにやりますからみたいな申請だったわけですか。この文言を見ると本当に笑ってしまうんですけれども。それで翌日にですよ、8月2日に回答が出ているんですけれども、その回答は何とその見直しとかという関係もなく、別の回答が出てきたんですよ。「協議の際に申入れのあった売買代金の支払いについては、9月末までの納入期限の延長を認める。」と。何で申請書には延長期限について一言も書いていないのに皆さんがわざわざ相手のことを何か忖度したのか、こういうことだろうと言って9月末まで納入期限の延長を認めると言っているんですけれども、なぜそんな回答になるんですか。どこでそういうことを求めていましたか。

 

棚橋邦晃企画部長 ご指摘の納付期限の延長につきましては、こちらは共同企業体からその際に口頭で相談があったものに対して回答したものになります。

 

東恩納琢磨議員 行政手続としておかしくないですか。口頭で来たものを名護市は文書で企業に回答するんですか。いつからそんなことをしているんですか。おかしくありませんか。要請、申請がないものに回答して、それが認められるんですか。じゃあ支払いはいつまでとなっているんですか、教えてください。

 

棚橋邦晃企画部長 令和元年8月に回答した際の延長された納入期限でございますけれども、9月末までとなっております。

 

東恩納琢磨議員 部長、これは金額、お金に絡むことですよ。9月末までじゃなくて日にちを入れるべきじゃないでしょうか。そういうこともなく、9月末までという回答は、この申請に対する回答、ほかには何もないんですか。それで足りるんでしょうか。

 

棚橋邦晃企画部長 回答文書、たしか前回の定例会だったと思いますけれども、その際に資料として提出させていただきましたとおり、当該文書1枚で回答をしております。

 

東恩納琢磨議員 それはいま現在、支払われているのでしょうか。支払われているなら領収書、いつ支払われたかですね、全額、その領収書、今でなくていいです。後で提出してください。続いて見直しが求められたのは9月25日、実施計画書の見直しについてまた申込みが、見直しがありました。その際は、これまでは大和ハウスだったんですけれども、申請者は有限会社サーバントに変わっています。なぜそこに変わったのか、説明してください。それと売買代金が支払われたのかどうかも含めて説明してください。

 

棚橋邦晃企画部長 まず9月以降の申出がサーバントから行われているというところでございますけれども、こちらにつきましては令和元年9月24日付で名護市と大和ハウス工業株式会社アベストコーポレーション及び有限会社サーバントとの間で協議を交わしまして、土地売買契約書の権利をサーバントに継承するということをした以降につきましてはサーバントから申請が来るようになっております。

 

棚橋邦晃企画部長 売買代金につきましては、令和元年1129日に納入がなされております。

 

東恩納琢磨議員 1129日に何を支払った、代金全部ですか。何で9月25日に申請者が変わったのか。支払いが済んだからではないんですか。

 

棚橋邦晃企画部長 支払われた金額でございますけれども、10分の1の契約保証金についてはあらかじめ支払いがなされておりまして、残額については先ほど申し上げた1129日にサーバントから支払われたということになっております。

 

東恩納琢磨議員 ではその領収書を出していただけますか。お願いします。今でなくていいですから後で出してください。次に1125日に事業実施計画書の変更申請が出されています。主な変更内容は建物2棟の計画から1棟へということですけれども、その1棟に変更することは認められているんでしょうか。どのような手続で変更ができるんでしょうか。プロポーザル実施要項の中には事業の計画に関する提案内容の変更は認めませんと書いてあるんですよ。なぜここで変更が認められたのか、その理由をお聞かせください。

 

棚橋邦晃企画部長 令和元年6月に共同企業体と締結しました基本協定書におきまして実施計画の内容を変更して行おうとするときは、甲に変更の内容及び理由を記載した変更承認申請書により申請し、変更を行うことについてあらかじめ書面による承認を得なければならないということとなっておりまして、この当該規定、基本協定書第2条第3項に基づく変更の申請を令和元年11月に受けまして本市が承認したということで計画が変更になっております。

 

東恩納琢磨議員 それで変更を認めたということですけれども、すぐ翌々日にたしか回答をしているんですけれども、そんな大きな事業計画の変更がすぐ認められるものでしょうか。どのような手続を経たんですか。

 

棚橋邦晃企画部長 ただいまの点、1125日に変更の申請があり27日に承認したものと承知しておりますけれども、もともと実施計画の見直しに当たりましては、本市から「現実施計画書から後退する内容の変更を認めない。」というような条件を付しておりますけれども、上げられた変更後の実施計画書の客室数、駐車台数、テナントですとか、そういったものが当初計画より後退する内容とはなっていないということで、そういったことを踏まえまして承認するということとしたものでございます。

 

東恩納琢磨議員 2棟から1棟になるということは、後退しているとしか言いようがないですよ。それを後退していないというその根拠はどこにあるんですか。客室数が一緒だということをおっしゃっていますけれども、客室数が一緒であっても名護市に与える損失はいくらなんでしょうか。1棟建設された場合の固定資産税、そして2棟建設された場合の固定資産税、丸々1棟なくなるわけですから固定資産税が目減りするわけですよ。ちなみに8階建てのホテル、名護市の大体の目安で言うと固定資産税は800万円です。ですから1棟丸々その分目減りしたということですよ。これは後退したということにならないでしょうか。それを認めるんですか。もっとそういうことも含めて検討したのかお聞かせください。

 

棚橋邦晃企画部長 固定資産税がどうなのかについては、私どもは情報を持っていないところでございますけれども、実施計画書の見直しに際しては先ほどご答弁いたしましたとおり客室数、駐車台数、テナントといったものについて当初計画より後退する内容となっていないということから、もともと条件を付していた現実施計画書から後退する内容の変更は認めないというものに条件を満たしているということで承認をしたというところでございます。また共同企業体から変更の理由について、事業者のほうから聞き取った部分でございますけれども、さらなる住民への配慮の観点ということで、もともと訓練塔しかなかった海側の敷地に新たに建物を建てることで周辺の住宅等に新しい圧迫感を生じることを避けるために1棟にしたというような話も伺っているところでございます。

 

東恩納琢磨議員 住民へのさらなる配慮とおっしゃいましたけれども、住民説明会は1回しかやっていないんですよ。それは企業が言っていることであって、住民からそういう配慮をしてほしいということを言われたのかどうか確認したいと思います。それからもう1つ、固定資産税のことは把握していないと。普通、名護市として総合的に判断するということではないんでしょうか。プロポーザルも総合的に判断してその点数がついたと言っておきながら、今回は総合的じゃなくて言われた分だけで判断したと、それはちょっとおかしいじゃないですか。これは後退していることですよ。税務課のほうに事前にいくらなのか査定をお願いしているところです。大まかな数字を挙げてくださいと言っていますので答えてください。

 

棚橋邦晃企画部長 2棟から1棟にする変更は、住民の方から1棟にしてくれという意見があってこういうふうにしたわけではないものと承知しております。

 

仲本太市民部長 先ほど東恩納琢磨議員のほうから出ています数字ですね、年額850万円ですか、それにつきまして旧消防庁舎跡地においては仮にホテルが建設された場合における固定資産税に関してです。これは市内の同様な敷地規模におけるホテルから税額を算出した場合、建物1棟当たり850万円程度になるものと考えております。ただしこれにつきましては試算として2,000平方メートルの土地に対して9階建ての建物が建設された場合を想定したものであります。ホテルの規模によって金額が変わる可能性もありますし、これにつきましては土地に対する税額や償却資産は加味しておりません。(「金額は」との声あり)850万円です。ホテルの規模とか形によっても変わってきます。

 

東恩納琢磨議員 今、企画部長お聞きになりましたか。2棟から1棟に変わるということは、850万円の損失ですよ。それは後退ですよ、誰が考えてもそうですよ。それを後退していないと認めるということ自体おかしいと思うんです。もう1つ、プロポーザルのときにピース企画は提案の中で地域貢献も含めて温泉を設置するということを言われています。市長にお聞きしますけれども、温泉が入ると入湯税が入るんですけれども、そのプロポーザルのときにそういう温泉を設置するということは聞いていましたか、聞かされていましたか。市長、お答えください。

 

棚橋邦晃企画部長 議員がおっしゃるとおりピース企画からの提案でそういったことがあったということでございますけれども、プロポーザルの結果を市長に対して報告する際には、ピース企画からそういった提案があったという内容についてまでは市長のほうには報告していないところでございます。

 

東恩納琢磨議員 副市長はプロポーザルのときに参加していたから分かると思うんですけれども、その際に入湯税の話を聞いたと思うんですけれども、年間いくら入るか伺いましたか。

 

金城秀郎副市長 私もこのプロポーザルに参加しました。そのときに温泉の話が出たというのは記憶にありますけれども、そこの場で入湯税の話が出たかどうかということまでは記憶にありません。

 

東恩納琢磨議員 ピースアイランドは、竹富島で温泉を、実際にホテルを運営している会社です。そのときに入湯税が入って来るんですね。1人当たり150円です。沖縄県内でその入湯税を市町村が頂いているところというと豊見城市の瀬長島温泉があります。そこは年間400万円入るそうです。そして那覇市に3事業所があって、そこは入湯税が800万円入るそうです。そういうことを考えればどれだけの損失になったか。あのプロポーザルが本当にそういうことを総合的に判断したかというと、いま思うと茶番だったんじゃないかと思います。市長に伺いますけれども、市長はその温泉のことは聞いていないということですけれども。市長、いま聞いた場合、やはりそれでも自分の身内の、親族にそれが渡ってもいいと思いますか。市長は聞いていないというから、改めて市長に伺います。

 

棚橋邦晃企画部長 プロポーザルにおける事業者の選定につきましては、プロポーザル手続の実施要項と審査基準、公表しているものに基づいて審査されまして、それに基づいて委員により適正に審査されました結果、現在の共同企業体が選ばれているものという認識でございます。

 

東恩納琢磨議員 それが、そのプロポーザルの在り方がおかしいということでいま質問をさせてもらっています。これだけの損失を与えているわけですから。それで申請の、また戻りますけれども7月22日に事業実施計画書の変更についてというふうに申請が出されました。そしてその申請の回答が、即日22日に回答がされています。同じ日にですよ。即日ですよ、そんなことがあり得るんですか、行政手続として。そこでお聞きしますけれども、どういう決裁簿、あるいは受理簿があったのか、それを後でいいです、今じゃなくていいので提出してください。それで伺います。基本協定書の第2条第2項に基づき変更申請を提出したとありますけれども、そこにはあらかじめ書面による乙の承認を得なければならないと書いてあるんです。ところがこの変更申請は、変更期日は2020年5月、ところが変更申請を出したのは7月22日ですよ。事前の、あらかじめの申請ではないじゃないですか。契約違反じゃないですか。

 

棚橋邦晃企画部長 おっしゃるとおり5月からの延長が7月に申請されているわけでございますけれども、基本協定書第2条第2項の規定を読ませていただきますと、乙は、前項に定める期限までに開発行為に着手できない場合は変更を行うことについてあらかじめ書面による甲の承認を得なければならないと定められておりまして、その前項に定める期限といいますのが本契約が成立した日から1年以内となっておりまして、それが7月であったということでございます。

 

東恩納琢磨議員 本契約が成立した日から1年以内。1年以内というのは、本契約したというのはいつ成立したと言っているのかというのと、それに2、3はとらわれるんですか。

 

棚橋邦晃企画部長 まず本契約が成立した日でございますけれども、こちらは議会の議決が必要な契約でございますので、議会の議決をいただいた日が契約が成立した日となっております。おっしゃっていたのは令和2年7月付の変更承認申請の項目2、3が何なのかということかと理解しておりますが、基本協定書の第2条第2項に定めますとおり変更承認申請書につきましては、その変更の開発行為に着手できない理由と着手予定日を記載した文書により申請し承認を得よとなっておりますので、変更内容、変更理由、添付書類、こちらについて説明をした上で申請をしてきたことかと思っております。

 

東恩納琢磨議員 それを当日に回答しています。その理由を聞かせてください。その日にしなければいけない理由があったんですか、緊急にしなければいけない理由があったのならご説明ください。

 

棚橋邦晃企画部長 申請を受けて内部で検討いたしまして、その日に決裁が取れたということでございます

 

東恩納琢磨議員 その日に決裁しなければいけないという理由が分からないんです。もっと慎重にするべきじゃないかと思うんです。それでさっきも言ったとおり決裁簿とか受理簿、それを全て提出していただけますか。

 

棚橋邦晃企画部長 提出できるものを確認いたしまして提出させていただきます。

 

東恩納琢磨議員 その変更について、7月22日はその日で決裁しているんですけれども、ほとんどの変更が翌日か2日後ぐらいにスピード決裁されて回答されているんです。よっぽどこの企業にご配慮をしているんだろうなと思うですけれども、なぜそこまでしてご配慮しなければいけないのか。それはやはりどう考えても市長の親族の企業だからというふうにしか思えないんですよ。皆さん、本当にそう思わないですか。じゃあほかの例としてこんなことがあるんですか。7件もの申請が全てスピード決裁されているということがあります。その理由が、中には新型コロナということも書いてあるんですけれども、新型コロナの中でほかの企業は全て事業が停止しているのか。なぜこの企業だけ新型コロナでそういう延長とか変更が認められるのか、おかしくありませんか。ほかの企業はこの間にアパートの建設とかいろいろ名護市で行っているわけですよ。なぜこの企業だけは建設ができないのか。その理由を皆さんが把握して回答すべきじゃないか、そのためにも1日、2日ではできないはずですよ。それを即日回答したりその翌日に回答していると、これはもう癒着としか言えないんですけれども、もう一度ご説明ください。なぜこんなに早く決裁しなきゃいけないのか。ちゃんと把握してやっているのか。

 

棚橋邦晃企画部長 ホテルの着工については、新型コロナウイルス感染症の影響により観光客などが減りましてホテル業は大きな影響を受けているということで、金融機関の助言により着工のタイミングを図っているということでございますけれども、そちらのやむを得ない事情があると我々のほうで考えまして承認をしたということでございます。

 

東恩納琢磨議員 新型コロナの影響を受けているのはこの企業だけじゃないですよね、そこは理解しているわけですよね。やむを得ない事情があると理解したと、市が企業に忖度したわけですか。それはやはり市長の親族に渡ったからじゃないですか、部長、そう思わざるを得ないですよ。どう捉えたらそれが忖度していない、企業に配慮、特段のご配慮をお願いしますといって、すぐ回答を翌日あるいは当日なんて、こんなことあり得るんでしょうか。市長としてどう思いますか。この手続は妥当だと思いますか。市長に聞いているんです。市長、あなたに聞いているんですよ。

 

棚橋邦晃企画部長 私どものほうでは基本協定書の規定に基づきまして手続をさせていただいたということでございます。

 

東恩納琢磨議員 もうそこまでおっしゃるんですか。この件については同僚議員からも質問がありますので、先ほど言った決裁のほうと領収書のほうは早急に出してください。それでは次から一括でお願いします。

 

岸本尚志教育次長 それでは質問事項3要旨(1)についてお答えします。名護市教育委員会では、平成31年3月に第1回目の現地確認調査を行いました。その後は令和2年10月に2回目、令和3年3月に3回目の確認調査を行っております。調査メンバーは、名護市文化財保存調査委員と文化課及び博物館職員にて構成しております。昨年、専門家ら4名による学術論文も発表されております。名護市教育委員会がこれまで行った現地確認調査の結果、小さな鍾乳洞の中にリムストーンや石筍(せきじゅん)、ビーチロック、枝サンゴなどが鍾乳石のような形に固まった「固結礫塔」と呼ばれているものなどが見られ、カルスト地形や鍾乳洞の成り立ちを考察する貴重な場所だと認識しております。続きまして質問事項4要旨(1)についてお答えします。まず成果ですが、県などが実施する学力調査結果において、おおむね学力の向上が伺える結果が得られております。理由として、1つに単元テストの実施により学習したことが定着したかどうかが短い範囲で分かるため繰り返し学び直しができたこと、また生徒一人一人の落ち込みのある教科や学習内容への対応がしやすく、分かる・できるようになるまでの個別指導の充実につながったことがあります。次に、特に下位評価となった生徒が自身の向上のために計画的に学習に取り組み、学習評価を向上させることができたなど学習意欲の向上が図られてきました。また不登校や不登校傾向の生徒にとっては定期テストの実施期日に受験することが困難であったりしますが、定期テストではなく単元テストであれば生徒個々で受験することも可能なため、不登校及び不登校傾向の生徒の学力向上及び不登校の改善にもつながったと伺っております。次に課題ですが、単元テストで下位評価の生徒の中には追テストに取り組まない生徒が一部いたと伺っております。そのため今年度からは追テストではなく、計画的な補習指導に取り組んでいるとのことです。また一部の保護者においては、高校受験などに向けて広い範囲の内容の試験への対応についてや、席次が示されないことに対する不安や懸念の声があるとのことでした。そのため1校については、学期末に1回、単元テストを集約した統一テストを実施し席次を示すとのことでございます。今後の取組についてですが、定期テストの廃止などの決定は学校長の裁量で判断していただくこととなっております。また実施の際には、教職員や保護者の理解も必要になってきます。教育委員会といたしましては、2校の成果と課題をほかの中学校とも共有し、それぞれの学校の状況に合わせて検討がなされるよう支援してまいりたいと思っております。

 

佐久川博光環境水道部長 質問事項5要旨(1)についてお答えいたします。本市における生ごみの処理につきましては、ほぼ全域で燃やしていいごみとして家庭から排出され処理しているところでありますが、平成21年度より花の里づくり事業の各土づくりセンターを活用した生ごみの堆肥化によるごみの減量化を図り循環型社会の構築を図るため、モデル地区内の家庭より排出される生ごみの出し方・回収・処理・活用方法等一連の流れを実地検証しシステムの構築を図り、市全体の生ごみ処理の確立を図ることを目的とした実証事業として、安和地区、屋部地区、真喜屋地区をモデル地区として、生ごみのみを収集して堆肥化する事業を実施しております。生ごみの収集、堆肥化に係る直近3年の費用につきましては、令和元年度の生ごみ収集運搬委託料が3952,122円、生ごみ堆肥化業務委託料が333556円、令和2年度の生ごみ収集運搬委託料が3988,380円、生ごみ堆肥化業務委託料が4476,996円、令和3年度生ごみ収集運搬委託料が3988,380円、生ごみ堆肥化業務委託料が4618,900円となっており、令和4年度予算額は生ごみ収集運搬委託料が3989,000円、生ごみ堆肥化業務委託料が4646,000円となっております。現在当該事業にて製造した堆肥については、希望する方に無償で提供し使用していただいております。今後の取組についてですが、平成21年度より生ごみ堆肥化の取組を開始して、随時事業に関して検討を行ってきております。堆肥の製造につきましてはこれまで試行錯誤してきましたが、安定した品質の堆肥を製造することが難しいといった事情もございます。そのような状況があることから、現在生ごみ堆肥化事業を拡大していくことは困難な面があると考えております。生ごみの処理に関しては、本市では生ごみ処理機購入費に対する補助金を交付し、自家処理についても支援しております。本市としましても、循環型社会の構築に向けて持続可能な方策を検討しつつ取り組んでまいりたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。瀬嵩区におかれましては平成17年度に生ごみ処理機が設置されて以降、長年にわたり地域の管理の下、生ごみの堆肥化に努められていることはすばらしいことであると考えております。生ごみ処理機の稼働につきましては、機械自体の性能や、生ごみや副資材を機械に投入する労力などの課題があると伺っております。本市としてどのようなサポートができるのか、機械や設備整備を実施した観光課とも協議を行い、検討してまいりたいと考えております。

 

東恩納琢磨議員 循環型社会の事項5のほうから、今後観光課とも協議をしてということでありましたので、観光課のほうではどういうふうに考えているのでしょうか。瀬嵩区が長年やってきていることですので、花いっぱい運動にも堆肥は使われています。よろしくお願いします。

 

平得薫地域経済部長 瀬嵩区の生ごみ処理につきましては、名護市の花づくり事業の一環として平成17年度に観光課が主管となって設置しております。瀬嵩区に状況を確認したところ処理機自体は稼働しているとのことですが、うまく堆肥化されていないと伺っております。観光課といたしましては生ごみ処理機について当時機器を製作した業者へ協力をお願いし、不具合がないか確認していきたいと考えております。また瀬嵩区の生ごみ堆肥化への取組につきましても、環境対策課とも調整を行いサポートについて検討していきたいと考えております。

 

東恩納琢磨議員 ぜひ現在稼働しているのは名護市で、この生ごみ処理機は当初りぼんちゃんと言われていたそうですけれども、それが稼働しているのはいま瀬嵩区だけですので、ぜひそれが実を結ぶように各課調整していただいて、これからも続けていけるような取組をしていただきたいと思っています。これをもって東恩納琢磨一般質問を終わります。